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先の大戦が終わり、戦後間もない頃のジャズ。
自分が生まれる前の時代なので、そういつもは聞くわけではないけれど、偶然耳にしたりすると、あの頃の女性ヴォーカルの方たちって、声が素直に伸びてよい感じで歌う、実力のある人が多いですね。
しかも伴奏は、生楽器のアレンジを駆使した、カラフルでおしゃれな音楽。
録音技術は今と比較にならない時期ですが、その当時の音楽状況には、憧れます。
これからもこういうジャンル、たまには聴いてみようかなと思います。
Jane Powell "Hooray For Love" (1957)
Arrangements & orchestra conducted by Buddy Bregman.
今夜は、また一段と寒い夜です。
まるで昨今の音楽業界のような…。
そんななかでは、業界を熱くしているのが、この初音ミクの話題です。
バーチャル・シンガー、初音ミクが歌う"Tell Your World"が、日本人歌手史上最多となる世界217か国で配信されるというニュース。
ChromeのCMに使用されて、一気にブレイクしたようです。
現在ネットでは、音楽について、こういう注目点しかないみたいですね。
楽器の演奏ができる人、生歌が唄える人、DAWが操作できる人、これらの人にとっては、この曲を聞いてもたぶん、感慨はないでしょう。
初音ミクをはじめとする、いわゆるボーカロイドの曲について、深く感動したとかコメントしている人には、いったいこれまで、どんな音楽を聴いてきたのですかと聞いてみたいものです。
多分、この空白の10年あまりの間に成長した若い世代の人なら、初めてまともに聴いた音楽がボーカロイドだったとしても、不思議ではないでしょう。
初めて音楽に接したときの感動。それは生涯インプリンティングされるものなのかもしれません。
ちょうど私が、デビュー当時の松田聖子さんの歌声を聞いて、J-POPに目覚めたこと、それとまさに同じです。
いま聴く音楽として、AKB48とK-P0P、初音ミクのうち、あなたが選ぶとすればどれでしょうか。
そんなこと聞かれても困る、というのが本音ですけれど。
AKB48は日本の外では成功できないし、K-POPも同様に生身の人間が踊っているので、やがて年をとり、ブームは必ず去ってしまいます。最後に残るのは初音ミクだけなのかも。
ミクならば劣化することもなく、スキャンダルにまみれることもなく、これからもずっと、無数のバリエーションを構築可能です。
初音ミクなら10年後にも、今と変わらない品質の新曲を制作できるということです。
もし、全てが過ぎ去った後には、いったい何が音楽に残るのでしょうか。
永遠という名の終わりとともに…。
今夜も音声合成の電子音で、素敵な音楽の未来を夢見て、眠りに付きましょう。
Miku Hatsune(初音ミク) "Tell Your World"